美味しいスペシャルティコーヒー専門店⑥ 【西船橋PHILOCOFFEA】と西洋哲学と仏教哲学
千葉県西船橋のフィロコフィアさん
オーナーの粕谷さんと直接話したことがないのですが、こちらも本当に美味しいコーヒーをサーブしてくれます。
飲み終わった後、あまりに気持ちよくて、なにを買うでもなく、西船橋の駅ビルのスーパーをフラフラ酔っ払いのように歩いていました。
YouTubeは11万7千人の登録者数を誇り、
動画で4:6メソッドを提案されています。
https://youtube.com/@tetsukasuya?si=J9t7yRaLbZ1caa1t
僕も自分でいれるときは、4:6メソッドを使わせてもらっています。
粕谷さんありがとうございます。
店名はフィロソフィー(哲学)とコーヒーの掛け合わせだそうです。
動画でわかりますが、粕谷さんは哲学する人ですね。
哲学といえば、若い頃は西洋哲学がかっこよく見えて、色々読んでみるものの、難しいし、なんも人生変えられなくて、忸怩たる想いでした。
年を経て、仏教哲学に触れるようになってから、仏教哲学には、もれなく修行がセットでついていて、そのメソッドに従ってプラクティスしていくと、だんだんメタ認知や抽象度が上がる特典がついているということにきづきます。
これは西洋哲学よりお得!
とあるお坊さんに「空を悟るとはなんですか?」と聞いたことがあります。
「空とは、実体がない、執着がない、自我などない、だけではない・・・。
自我がないということは、逆にみるとすべての可能性を含んだ状態。
なので、そこから何でも取り出せるし何にでもなれるということ」
と答えてくれました。
そこで思い出したのが密教の虚空蔵菩薩さん。全国に虚空蔵山という名前の山が結構ありますが、たいてい綺麗な三角形の山です。
虚空蔵菩薩はジャスミンの香り漂う知恵の蔵を意味するそうです。
メタ認知が上がるほど、可能性だらけの蔵から知恵を取り出せるという教えなのだとか。手には智慧の象徴の宝珠をお持ちです。
数学的に見た「空」とは、自我関数を自由自在に入れ替えるスキルのことなのでしょうね。
空を悟るための道の一つが、瞑想しながら、心の中の執着や感情パターンを俯瞰的に観察し、コントロールや書き換えのプラクティスをすることだそうです。その結果、深いところから知恵を取り出すことが可能なる・・・・恐るべし虚空蔵菩薩!
感情をコントロールするなんて、人間的でないし、吐き出さないとたまる一方です!という意見をよく聞きますが、「空」はそのレベルをスコンと突き抜けた自由自在な清々しい境地なのだろうと思います。
仕事をしながら空を悟った人はいるのかと思っていた時、この本に出会いました。
「八十四人の密教行者」
仕事をしながら悟りに至った人たちのお話です。
八十四人の密教行者 | 杉木 恒彦 |本 | 通販 | Amazon
あれまあ、ずいぶんお高い。
インドで起こった大乗仏教は、もともと商人の間で人気だったそうで、あやかれないかと期待して読みました。比喩だらけで、昔のインドの風土が絡むので最初はイメージがついていけませんでしたが、読み進めると、だんだん、普通の人間でも悟れるのかも?という勇気を与えてくれます。
というわけで (何がどういうわけ?)
「スペシャルティコーヒー」とかけて「空性の理解」と説きます。
その心は
どちらも、自我が薄まり気持ちよくなれるでしょう。