美味しいスペシャルティコーヒー専門店⑦【ル・プルミエールカフェ心斎橋本店】と長時間営業

ル・プルミエールカフェ心斎橋本店さんは、大阪を代表する名店中の名店。
高級感のあるアーバンクラシックな店内です。

Le Premier Cafe | 心斎橋・難波・淡路島のスペシャルティコーヒー専門店


営業時間
月-木11:30~23:30
金11:30~24:00
土10:00~24:00
日10:00~23:30

繁華街の中で夜遅くまで営業。
日中も行列ができるお店です。

サードプレイスという空間提供がカフェニーズの一つなので、ルプルミエールさんのような長時間営業のお店はありがたい限り。

スタバ、ドトール、上島、珈琲館、コメダさんなどのチェーン店はその役割を全うしてくれています。


しかしコーヒーチェーンでは、豆の大量仕入れが必要になるため、希少な高品質の豆だけを仕入れることができず、感動する珈琲に出会いえないのが常ですが、その中で「珈琲館」のストレートコーヒーは安定の品質です。

最近、TONEという次世代の全自動ブリューイングコントロールマシンが登場し、あちこちのチェーン店で見かけるようになりました。人によらず一定品質が出せるので、業界の全体レベルが上がるのはうれしい限りです。

TONE | 株式会社ディーシーエス

スタバは限られた店舗で「クローバーコーヒー」というシングルオリジンが飲めます。ただ酔えないので、あまり利用しません。うちの初代ロースターは、大学生時代にスタバでアルバイトしたことからコーヒー沼にはまった人生でして、珈琲求道者を輩出するスタバさんには敬意を持っています。

 

ところで、高級ホテルのコーヒーラウンジで、美味しいと思えるコーヒーを出すところが本当に少いのはなぜなんでしょうね?

飲食店では、コーヒーをハンドドリップで出すとなると時間がかかってオペレーションが回らなくなるため、ドリップサーバーや作り置きを使うのが普通ですが、ハイホスピタリティーを提供している高級ホテルさんには、空間代によりかからず、クオリティーを追求してもらえないかなーと心から思います。

新高輪プリンスのカフェモミジでは、『ミカフェート』のトップブランドのグランクリュ カフェが飲めますが、ほかにここは美味しいというホテルがありましたら教えてもらえないでしょうか?コメントをいただければ幸いです。

ルプルミエールはホテルライクな店内でプロフェッショナルコーヒーが味わえるので二度美味しいです。さすがグリコを産んだ大阪??

ビジネスホテルのモーニングコーヒーですが、たいてい香りもなく胃が痛くなることが多いので、まず飲めません。出張中はモーニングがわりにホテル近くのスペシャルティコーヒーを出してくれるお店を探すのが常ですが、朝早くからやってるお店が少ないのが残念です。

業務用コーヒーの中には、無機リン酸塩を入れて抽出量を3倍にしているものがあるそうです。原価低減の神様のような存在です。

しかし無機リン酸塩の摂取は腎臓にダメージを与えるとお医者さんから聞いたことがあります。添加物を使っているかどうかを見分ける方法は香りでしょう。三倍抽出となれば、当然香りは薄まるでしょうから。たまに3倍抽出でも香りを出すために香味料を入れているコーヒーがあります。ゴムのような味のモカとか。これは悲しいです。

自然食堂を経営していた当時、食品業界の厳しさに直面しました。ランチのイートインとお惣菜のテイクアウトとコーヒーとパンとスゥィーツの複合業態を作って運営していました。テイクアウト用のお惣菜は、冷めても美味しいと感じてもらうために、砂糖や塩や醤油の量を増やす必要がありました。薄味勝負ではニーズが少なすぎて商売を続けられず、痛い思いをしました。

事業を始める前に、全国のオーガニックレストランをずいぶんと回って勉強したのですが、コロナがきて、キラキラしていたオーガニック食堂は、ブルータスお前もかー!という感じで見るも無惨な閉店ラッシュとなりました。

自然食堂の経営は原価が高いので本当にキビシー!のが現状です。

その中で今も生き残っている自然食堂は、オーナーシェフに信念があるお店のみ。コロナ禍でも必要としてくれるお客様のために頑張り通したお店には頭が下がります。そんな頭を下げたくなる食堂のお話もそのうちに書きたいと思います。


心斎橋、ルプルミエールカフェ、必ず寄りたくなる名店です。

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